モバイルと固定式と
10月頭に新居に来てからほぼ1ヶ月。ようやくネット回線が開通。
新居に入ってから申し込んだ結果、開通まで2週間以上と言われてしまった。それまでパソコンをネットにつなぐにはどうするか...
1. 携帯を親機代わりに使用する
ただ、今使っている携帯は格安携帯で使い放題でないのでこの方法は不可
2. ポータブルルーターを契約
ただ短期間使用するために長期契約するのはもったいないのでこれも不可
ネットで調べたところ、ポータブルルーターをレンタルするサービスがあった。
http://kakaku.com/mobile_data/world-wifi/wifi-rental/
http://mobile-rental.jp/
こんなサービスがあるなんてなぁ。結局これを使用することにした。
契約して約二日後、やってきたのはPocketWiFiという見覚えのある物体。
5年前にパソコン購入と同時に契約したアレである。
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今は亡きイーモバイルのルーターとしばらくのお付き合いに。
家で使用していたWiFiのコンバーターとつながるかテストしてみた。
NEC AtermWG1200HPイーサネットコンバータセット
- 出版社/メーカー: NEC
- 発売日: 2015/01/22
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ところが速度が安定しなかった。電波強度は3段階中3、LTEの表示も出たが、ダウンロードが速くなかった。特に夜間は携帯のアプリ更新が進まず、iOSのアップデートも結局できなかった(携帯のテザリングで対応した)。
そしてようやくネット工事の日
家にある電話端子がようやく仕事をする機会が。
杜と山の無線
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1年近く経ったので...
仙台周辺でデジタル無線の導入準備は進んでいる。まだデジタル無線に切替はしていないが、車両側は719系を除いて無線機の交換は終了。
阿武隈急行線の8100系でもデジタル無線の交換が進んでいる。
一方の719系は今年度中の廃車が決定したのでそのままと思われたが、一部編成でも交換が行われた。廃車前提で設置というのは、E721系投入が無線切替に間に合わないのか、それともどこかへ譲渡するつもりなのか...
今回はそんな話ではなく、まだアナログのままで動いている仙石線の無線。
同じアナログであるが、東北本線の無線と違い、電話のような無線。通常Aタイプ。今はデジタルとなった首都圏のJR線でも使っていたタイプ。
仙石線 | |
無線ch | A5ch |
ゾーン | あおば通~陸前高砂 88.5 中野栄~東塩釜 107.2 陸前浜田~石巻 131.8 |
ところで、区間運休していた時はどうやっていたかというと、ディーゼルカーにも代替の無線機を積んで運用していた。
ただ応急措置的な感じで、205系のような無線機交換はしないで対応していた。
また、東北本線と仙石線を直通するようになってからは、線路が変わる高城町駅周辺で無線機を切り替えている。連絡点に近づくと「無線切替」の看板も付いている。
高校出るまで住んでいた山形線は、新幹線も通るということもあって結構特殊仕様。通学中は分からなかったが、改めて特殊であることが分かった。
アナログであることには変わりないのだが、無線と言うよりはかなり電話らしい構造。
山形線 | |
無線ch | A6・A7ch |
ゾーン | 北山形~袖崎 88.5 大石田~新庄 107.2 |
同じ路線でチャンネルを2つも使用するという豪華?仕様だったり、列車を呼ぶと電話の着信音が鳴るという仕様。他の無線(私鉄など)ではそういう仕様のものはあまりないので、山形線の無線の特殊性に驚く。ちなみにこちらもデジタル化の話はまだ聞こえてこない。
ところで、首都圏のデジタル無線では運転通告(徐行・到着番線変更の指示)や現在地の情報を提供していたが、こちらでは一部をタブレット端末(iPad?)で行うことがある模様。確かにタブレットでの処理なら専用のモニターを列車に付けなくともよくなり、導入コストも抑えられる。701系でモニターがないのはそういう事か。
立入禁止だった場所から2
前回は浪江で折り返した、被災した常磐線巡り。今回は浪江からいわきまでを探訪。
- 双葉・大野・夜ノ森駅
立ち入り禁止区域のため撮影できず。
しかし、並行する国道から見ると工事車両が線路上に止っているのが見えた。復旧工事中は進んでいる模様。
- 富岡駅
震災後初めての富岡駅であるが、津波を直撃したということあってか姿はなく、周辺は工事中だった。
これまで車で浜通りを縦断することはあったが、国道6号での縦断は初めて(夜ノ森駅近くから常磐富岡インターに入っていった)。
楢葉町。ここから復旧済み区間。いわきから来る電車はここが北端。電車本数はそれなりにあるが、代行バスは1日2本。
ホームは1箇所だけ使用していた。
海は近いが高台に駅がある。
いわきからの電車の半分近くがここで折り返し。駅を撮っていたらE531系がやってきた。
長らく走っていた415系も営業運転から外れ、E531系が広野まで足を運ぶようになるとは。ちなみに全て5両編成。
いわき市内最北の駅。無人駅だが、周辺住民による手入れが行き届いていた。
ここも漁港が近い割には、津波の痕跡は見当たらず。
同じく漁港が近い駅。
国道はすぐ海沿いを走る。久ノ浜と四倉の境ではいまも護岸の復旧工事が行われていた。
すこし内陸に入った駅。駅構内に留置線を設けている駅。営業運転を終えた415系が奥に止っていた。
今回の終着点、いわき駅。だいぶ昔に仙台から高速バスで来て、ここから電車で帰った記憶がある。
今回初めて原発から南側の様子を見に行ったが、津波で駅が消えたのは富岡駅だけで、それ以外は見る限りでは津波の被害は受けなかった模様。また、当初避難指示が出されていた楢葉・広野町には人の姿が見られ、こちらも少しずつ復興が進んでいるように見えた。
立入禁止だった場所から
約4年前、警戒区域の境界から宮城に戻りながら常磐線の営業休止になっている駅を見に行った。
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あれから時が経ち、警戒区域は避難指示解除準備区域になり、被災してそのままになっていた常磐線は運転再開の準備が進んでいた。その様子を見に行った。
・常陸太田駅
来週、避難指示か解除されるのに伴い常磐線 原ノ町駅~小高駅も運転を再開する。その中間駅
工事車両が止っていたので中に入ることは出来なかったが、近くの踏切はいつでも動ける状態になっていた。
(2012年)
・小高駅
駅の屋根に掛かっていたビニールシートはすでにない。
駅構内に張っていた草はもうない。折り返し運転のための仮説のホームが付いていた。
駅前は綺麗。既に帰還している住民が手入れしているのかもしれない。
(2012年)
・小高~桃内駅
駅の南にある信号機。ここも草で覆われていたが、既に整理されており、信号機には×(使用停止の標識)が掛けられていた。
線路上に工事用車両が止っていた。
(2012年)
・桃内駅
駅構内は工事中だったので中に入れず。
(2012年)
前回は桃内から北の区間だったが、今回は桃内から浪江までの間も見てみる。常磐自動車道が浪江ICまで開通した時は浪江町は素通りで、街の中に入るには「検問」を通らなければならなかったのだが、今回やってきたら検問はなくなっていて事実上自由に出入りできるようになった。今年4月から避難指示解除準備区域と居住制限区域についてゲートを撤去したようである。震災後初めての浪江町中心部である。
桃内~浪江間も復旧工事中
浪江町中心部への入口。以前はここに「検問」があった。
浪江駅
浪江駅前
大きく被災した建物
中心部はいまだ震災当時のままで、被災した建物が目立った。地震によるものなのか、風化によるものなのか分からないものもあった。
双葉町との境界
境界に近い踏切
境界から南を眺める
双葉町への入口は閉鎖されている。帰還に向けた作業が進む浪江町と異なり、双葉町は町北部の沿岸地区だけが避難指示解除準備区域で、町の中心部を含めたほとんどは未だ帰還困難区域になっている。
今回初めて浪江町の中心部まで入れたが、双葉町・大熊町はほとんどが帰還困難区域でいまだ中心部には入れず。その先の富岡町も北部の夜ノ森駅周辺は入れないようである。ただ浪江のように、時間はかかっても自由に出入りできる日はいつかくると思いながら引き返した。