南東北の無線
先月は連休中ちょっと出かけたが、写真はほとんど撮らなかった。
最近無線の話しかしていないので、独断による無線の話を。
事の始まりは約8年前。首都圏ではJRの在来線でデジタル無線の導入が始まった頃。どんなものだろう、無線機はいくら位するのだろうと秋葉原駅横の商店街を歩いてたら、それほど高くない携帯型の無線機が売ってあった。
店員さんが聞いてきたので鉄道無線聞きたいと言ったらこの機種を進められたので即購入。
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これが全ての始まりだった。
関東ではJR線はほとんどデジタル化する中、地方はまだ移管途中。しかしそれも数年のうちに関東と同じようになってしまう。
しかしながら、自分が住んでいたところ、自宅で聞けるところは特殊仕様である事に気づく
日中は最低上下2往復以上の本数が全線にわたって設定されている、東北の中で一番運行本数の多い路線。それもあってか無線はアナログCタイプではなくアナログAタイプ。
無線ゾーンは3分割され、①あおば通~陸前高砂、②中野栄~東塩釜、③陸前浜田~石巻 で運用。
バス代行運転中、石巻側は205系ではなくキハ110系で運転していたが、地上の無線設備は復旧させ、車両に対応した過半型無線機を持たせて対応していた。無線機取り替え工事まではしなかった。
ちなみに仙石東北ラインの列車は東北本線との連絡線上で一旦停車するが、その際に無線切替をしている。
- 山形線 山形~新庄 A6・A7ch
自分が高校通学時に使用していた路線。一番特殊な仕様かもしれない。山形新幹線の新庄延伸に伴い、山形以南と同様の無線に変更。
東北新幹線と同程度の機能を持たせつつ、既存の在来線無線と組み合わせた無線。いわゆるアナログ列車無線ではあるものの、列車~指令の呼出方法がほかのアナログ列車無線と異なっている。
列車側では無線・ATSの設定機があり、列車番号を設定しておく。指令ではその列車番号をダイヤルすることで、通話したい列車をピンポイントで呼び出すことができる。
呼び出された列車は受話器から着信音が鳴り、受話器を取ると電話のように通話できる。一方呼んでない列車には何も聞こえないので、間違って受信してしまう恐れもない。(従来の方式は機械的ではなく音声で呼び出すため、聞き間違えて取ってしまう可能性もあった)
また、指令を呼び出す際も、受話器を取すと指令を呼び出している列車の列車番号が指令に伝わり、どの列車が呼んでいるか機械的に分かる。どの列車か聞き返す必要がない。
無線ゾーンは2分割で、北山形~袖崎、大石田~新庄となっている。山形駅停車中はA無線は使わずに構内無線(アナログCでもない)でやりとりしている。
山形以南はA6chだけで運用していたようで、山形以北に延伸する際、延伸区間だけA6とA7の両方を使用するようになった。といってもどっちを使用するのか車両側で設定することはないらしい。実際に列車を呼ぶ際、A6・A7chの両方で列車を呼ぶ信号を出していて、反応があるchは通話になり、もう片方は終話(空線信号)となる。このあたりはどういう仕組みにしているのか謎である。
電車に乗るときは運転台の後ろにいる事が多いが、運転士が無線機で通話する様子は時々目にしている。しかし自分が住んでいたところの無線が相当特殊だという事は無線を聞くようになってから気づいてしまった。よくアナログ無線でここまでできるもんだなぁと妙に感心してしまった。
新案内機その後
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新車になってから2ヶ月。ナビも出たばかりの機種(AVIC-CZ900)にした訳だが、総じて問題はないのだが、細かいバグは見つかってしまった。
- FM多重表示のバグ
FM VICSを受信することで広域道路情報を見ることができるのだが、その表示内容があやしい。
交通規制(車線規制、故障車、通行止のマーク)が表示されていない事が判明。
今まで使ってきた中でこの症状は初めて。先月末にバージョンアップがあったが改善されていなかった。
- iPodの再生順序
再生順序がiPodと違ってしまう。プレイリストの曲を再生すると、通常なら任意の順番で再生されるのだが、強制的に曲名順となってしまう。サポートセンターに確認したところ、仕様という事だそうだ。
またアルバムを選んで再生した際、同じアルバム名で複数のディスク(Disc:1、Disc:2)を入れている場合、iPodで再生しようとするとDisc1の曲→Disc1が全部終わったらDisc2の曲となるのだが、
トラック番号順となり、Disc1Track1→Disc2Track1→Disc2Track1→Disc2Track2...となってしまう。 iPodと違う曲順になってしまう。これは詳細確認中だが、仕様と言われそうである
- ETC2.0ポップアップ
ETC2.0は付けることができ、ちゃんとポップアップ表示も出る(設定で表示させなくすることも可)のだが、ポップアップ表示したと思ったらすぐ消えるケースが時々ある。
あとで何を受信したのか確認はできるが、せっかくのポップアップ機能が...
北の九州鉄道巡り
昨日から出張で九州に来ている。九州は約3年半ぶり。
仕事場から帰ってきたあと、少しだけ乗ってみた。
鳥栖駅
特急ゆふ 東北・関東では見れないディーゼル特急車
鹿児島本線を北へ。門司港行きと特急かもめ。
基山駅から甘木鉄道に乗り換え。1両しかないが意外にも本数は15~30分間隔と多め。車内も比較的混んでいた。
約30分で終点の甘木駅。甘木鉄道を無事制覇。
歩いて西鉄の甘木駅へ。西鉄も3年前に乗ったがほんの数駅位しか乗らず。
ワンマン電車にのり宮の陣へ。特急が猛スピードで通過した後、やってきた急行にのり大牟田線を北に戻る。3000形を期待していたが来ず。
朝倉街道から天拝山に移動し鳥栖へ戻る。
平日の夜に2路線を制覇してしまった。どちらもローカル線のような通勤路線だった。JR・私鉄関係なく路線廃止が続いている中、まだこちらの路線はその心配はなさそうである。
東北のデジタル無線3
昨年の仙山線へのデジタル列車無線導入に続き、今年になってほかの路線にもデジタル列車無線が導入されている。
こちらで導入を確認できた区間はこの通り
(日付は運用開始日ではないので注意)
路線 | 区間 | ch | 導入を確認した日 | 備考 |
東北本線 | 福島~仙台 仙台~小牛田 |
D2ch | 2017/3/29 2017/5/7 |
貨物線も導入済み。小牛田以北でも導入された模様だが未確認 |
磐越西線 | 郡山以西 | D5ch | 2017/4/29 | 郡山駅構内でD化を確認 |
仙台空港鉄道 | 全線 | D7ch | 2016/11/23 |
阿武隈急行線も福島付近の東北本線の一部を走行するが、阿武隈急行の車両もデジタル無線を搭載している。そのため、槻木から仙台までの乗り入れもこれまで通り行っている。
一方で未だアナログでの運用となっているのは確認できただけでこちら
(この記事を執筆している地点での情報になります)
・東北本線 黒磯~福島
・常磐線 岩沼以南
・阿武隈急行線
・仙石線(A5ch)
・山形線(A6・7ch 山形~羽前千歳を走る仙山線・左沢線はデジタル化されているが、山形線・山形新幹線車両は使用する無線が違う関係で現在もアナログ)
・陸羽東線
・石巻線
・磐越東線
・水郡線
・左沢線(山形~北山形はデジタル化)
デジタル化された後も車両基地と駅との入換作業でアナログ無線(乗務員無線)を使用するので、仙台駅など規模の大きい駅では引き続き聞くことはできる。
ちなみに719系も一部車両はデジタル列車無線を設置した上で引き続き運用されている。GWの臨時列車用に使用した後に全廃ということも考えられるので撮影はお早めに。
新案内機2017
カロッツェリア(パイオニア) サイバーナビ 7型 カーナビ AVIC-CZ900
- 出版社/メーカー: パイオニア(Pioneer)
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る
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5年前に同じサイバーナビのナビを買って使ってきたが、無料アップデートの期間も終わってナビ毎手放したので、最新モデルを購入。
もちろん車を買うときにメーカー純正ナビの提案も出てきたわけだが、渋滞チェック機能、ETC2.0がオプションで対応する等、機能面からも重宝しているので、同シリーズで購入。
実は最近になって、廉価版が出てきたのだが、
カロッツェリア(パイオニア) サイバーナビ 7型 カーナビ AVIC-CZ700
- 出版社/メーカー: パイオニア(Pioneer)
- 発売日: 2016/10/11
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る
フルモデルチェンジしたということもあって、所々操作性が違うと思いきや、細かいところで気になるところが出てしまった。
- WiFi対応
スマートループ(インターネット網経由で渋滞情報を取得する主力機能)を使用するには、専用の通信モジュールを接続するか、Bluetoothでスマホとテザリングしていたが、今回からはWiFiテザリングにも対応。
当然モバイルルータでの渋滞情報取得もできるようになった。
ちなみに自分が使っている携帯ではWiFiテザリングだと電池の減りが早いようなので、Bluetoothテザリングで使用。
- 渋滞チェック機能
スマートループ機能は当然対応。最近はサイバーナビの廉価版に相当する楽ナビにも付いているが、こちらには渋滞が頻発する場所のカメラ映像を見て視覚的に渋滞度合いを判断できる「スマートループアイ」が付いている。
こんな地方でも設定されているのには驚いた。
ただ、映像が情報を取得した3時間前の様子だったり、数日前の写真だったりする事があった。サービスを利用する車両が少ないと効果は今ひとつのようである。
- VICSビーコン非対応
電波ビーコンだけでなく、一般道では主力であるVICSの光ビーコンにも対応しなくなった。スマートループで渋滞情報を取得することはできるが、ナビゲーション機能を使用していないと遠方の渋滞情報は分からない。常時ナビゲーションで使用するわけではないし、図形で視覚的に前方の渋滞情報が見えるのは分かりやすい。
ETC2.0でも主力機能の一つであるし、ETC2.0は高速道路での展開が中心で、一般道での展開は途中。光ビーコンの運用も継続する中で、利用できるようにしてほしかった。
- バージョンアップの方法
今回購入した機種は2020年まで無償バージョンアップできる。前機種は発売から3年で、無料であることは同じ。ただ方法が違っている。
前機種は専用ソフトを起動した上でSDカードにダウンロード。今回の機種は専用ソフトなしでダウンロード。
自分でダウンロードしたファイルをSDカードにコピーする必要があるので、少し面倒ではあるが、今機種からは事前予約などなくすぐにダウンロードできた。
※以前の専用ソフトでは半年おきの大規模バージョンアップの際、サーバー負荷対策として予約制(公開から一定期間過ぎたら予約不要)になっていたので、それに併せてPCを起動させる必要があった。
- その他操作性
①カスタムダイレクトの機能減
以前はカスタムダイレクト(ショートカットキーに似た機能)で、FMで提供される図形式の広域道路情報を見ることができたが、新機種ではショートカットキーでは表示されず複数のメニューをたどって表示されるので面倒。
そもそも、ショートカットキーに割り当てられる機能が大きく減っているので、付属のリモートコマンダーの意味があまりない。楽ナビではショートカットキーの割り当て機能が多かったのだが。
②ロードクリエイター消滅
開通していない道路を通ると自動的に道路が作成され、次回ルート案内でも使えるようになる機能だったが、機能ごと消滅。実際に挙動を見るが、希望するように道路が作成されない事があったりして、いまいちという印象。その分ナビの更新頻度が高くなれば問題なくなると思う。
さて、ETC2.0は今だ付けられていない。ちょうどタイヤ交換時期と重なってしまい、当日の取り付けができず数日待ち。
案内機を探す旅
昨日納車した車は、あえてカーナビ・オーディオを付けないで納車した。純正ナビと同じ金額で、市販では高級のナビが買えてしまうのである。買う機種は納車前から既に決めていたので、昨日納車してからカー用品を見に行くも、年度末ということもあってか棚卸しで臨時休業もしくは午後で閉店になってしまい、見ることすらできなかった。
朝早くから、置いてあるであろうカー用品を見て回りながら安いところ回った。高い店、在庫がない店、展示処分品で安いと思ったら取り付け不可で諦めた店、安かったが在庫がなく今日中の取り付けができない(また行くにしても片道2時間近くかかる)店 など、延べ13店舗を見て回り、安くて且つ今日中の取り付けができる店に辿り着いたのは夕方6時。そこから取り付けをお願いして、工事が終わったのが9時。店はすでに閉店状態で客は自分以外だれもいない状態。
普通だったら半日で終わりそうなのが、ほぼ1日費やすこととなった。しかもETC2.0がまだ残っている。次回はETCの取り付けが待っている...