ZICO京王
21日午前10時5分ごろ、東京都武蔵野市吉祥寺南町2の京王井の頭線吉祥寺駅1番ホームで、渋谷発吉祥寺行き下り急行電車=…………運転士(43)、5両編成=が、停車位置を約5メートルオーバーランして車両止めに衝突した。乗客の女性3人が車内で転倒して首を打つなどして軽傷を負った。警視庁武蔵野署は……運転士から業務上過失傷害容疑で事情を聴く。
京王電鉄や同署によると、電車は5キロの制限速度を若干超える速度でホームに進入し、非常ブレーキがかかったため、鈴木運転士が非常ブレーキを解除した。電車はそのまま加速し、車両止めとしてレール上に取り付けられている枕木に衝突したという。電車には約200人が乗っていた。
この電車は運転を休止し、富士見ケ丘駅の車両基地まで回送。約50分にわたり、上下線に数分の遅れが出た。
気になるのは、非常ブレーキを解除したあとにATSが作動したかどうか。ATSが正常なら車両止めにぶつからず済みそうなんだけど、多少スピードが出てると正常作動でも無理になる可能性もある(→それじゃ欠陥じゃねぇか?)。JRだと車止めまで距離があるけど、私鉄は京王・小田急・東急ともにかなりギリギリ。そのためホームに入るスピードはJRに比べるとかなりゆっくり。
対策としては、車止めまで距離を取るか、小田急線の新宿駅のように
衝撃吸収装置を作る。あとATS改修も。