日々馬鹿日記2005 Ver.1.01b

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20代最後の日

明日から20代ではなくなるのか、などと思いながら振り返っている。
大学は入ったものの、出るのに7年弱を要した。その7年間で何を得たかと考えたが、国家資格を取ったわけでもなく大したことは得られなかった。ほとんど遊んでいたが、やはり関東で就職することはできず、宮城に来ることになった。そして迎えたのが東日本大震災。少しずつ復興が進む中で、最初に入った会社での仕事が波に乗らず、上手く進める方法も分からないまま会社を休みがちになり、1年足らずで退職。その後、今の会社に勤め、上司の後押しもあり契約社員から正社員になることができた。そして今に至る。

今の会社で30代を迎えられることに、幸せを感じる。大学を出て最初に入った会社が、新卒で入ったにもかかわらずあまり良い会社ではなかった。特に今の会社と比較するとその違いは歴然。会社の規模が違うというのもあるが、それにしては違いが大きすぎる。分からないことが多い中で見様見真似で仕事を覚えていくが、上手くいかず残業も多く、残業代も完全に支払われず。最終的には体調も崩すようになり、1年もたたずに辞めた。
一方で今の会社は契約社員であっても人事の研修・評価はある。教育に体してのプログラムがよく出来上がっているほか、残業に対するチェックも厳しい。入社したその日の朝礼で出た訓示の内容が、残業申告の管理徹底だった。これだけでも十分なカルチャーショックだった。今でこそ「ブラック企業」という言葉の浸透でサービス残業は見直されるようになったが、この世界では既に先を進んでいた。そもそも新卒社員に対する教育プログラムというものが何もなかった。まあ、研修は無駄とかいらないとかいう人も少なくないのだろうけど、そういう機会がないと人は育っていかないのではと、今となっては感じる。もう少し早く今の会社を知っていれば良かったかもしれないとも、時々思う。

車を使うようになってから長距離のドライブが頻繁になった、その結果が車載動画の投稿につながった。

車中泊で走ったこともあり、まさか大阪まで行けたとは自身も驚きである。
そんな中、新幹線が路線を順調に伸ばす中で、寝台列車はほとんどが消えてしまった。いつか社会人になったら乗りたいと願っていたが、廃止直前のあけぼのに乗れただけで、九州へ行く寝台列車は在学中に消えてしまった。夜行列車もほとんどが臨時扱いに。乗りたい列車に乗れないというのが、心残りではある。衰退の一途をたどる寝台列車であるが、豪華列車にするだけでなく、移動手段の一つとして夜行列車は残ってほしいものである。

20代が30代になったからといってすぐに変わるわけではない。ただ、自分が思い描く30代に、少しずつ近づいて行ければと思う。