国土交通省から、現在高速道路を中心に運用しているVICSの電波ビーコンを将来的に運用停止するとのアナウンスが流れた。
http://www.mlit.go.jp/road/ITS/j-html/spot_dsrc/vics_info.html
軽微な故障であれば回復させるものの、故障の状況によっては直さないというものである。(一般道路で広く使われている光ビーコンは今後も継続)
まあ、複数あるビーコンのなかでも電波ビーコンは一番古く、伝送量も多くないのでITSスポットに変わるのもある意味当然とでも言おう。
その影響か、つい先日、仙台南部道路の道路情報提供が変わった。去年7月に宮城県道路公社から東日本高速道路に移管されたあとも、南部道路の情報だけはVICSビーコンやITSスポットでも提供されていなかったのだが、いつのまにか変わっていた。
それが、ITSスポットだけ変わっていて、電波ビーコンの情報は古いままだった。
ITSスポットの情報
電波ビーコンの情報
今後、常磐自動車道が延伸するが、延伸区間の情報は電波ビーコンでは取得できず、ITSスポットでの提供に集約されるのだろう。
一部のカーナビメーカーではそれを見越してか、DSRCユニットに光ビーコンをつけたものが売り出されている。
ALPINE(アルパイン) DSRC車載器(光ビーコンアンテナ付属) HCE-B110V
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(ちなみにうちのカーナビは残念ながら光ビーコンと一体になったDSRCがないので、昔から使用しているVICSビーコンも引き続き使用している。)