少し前まで黒磯駅では貨物列車を牽引する機関車の入換が頻繁に行われていた。しかし、現在進められている黒磯駅の電気設備改良工事の進捗と、北海道新幹線開業に伴う機関車の運用変更により、去年春のダイヤ改正で長年続いていた機関車の入換は終了。
...という事実をつい最近知ってしまった。本当に知らなかった。
さらには今秋のダイヤ改正で黒磯駅に交流電車が入らなくなってしまう。早めに見納めに来てしまった。...今で言う葬式鉄であるが。
郡山駅で見る黒磯行き
郡山で乗り換えるたび見ていた黒磯行きはここでは見られなくなりそうである。
701系 黒磯行き
701系 黒磯行きワンマン
E721系 黒磯行き
時折大雨が降る中無事に黒磯駅へ
黒磯駅。着く頃には雨は小康状態に。
駅の南側と北側の機関車待機跡地。レールしか残っていない。
郡山行き・福島行きの表示ももうすぐ見納め。
2・3番線の北側。雑草が少し生えている。
変電設備。横には新しい設備がある。
新白河へ戻る。新たなる乗換駅となる場所。
中線(6番線)がしばらく使えない状態になっていたが、この工事をしていたため。
ホーム中央に車止めを置き、双方から中線に入り折り返しができるようになる。えちごトキめき鉄道のように誘導信号を使う方法はしないようである。貨物列車が多い路線ではあるが、すぐ隣の白河駅にも貨物列車用の待避線が使用できる事から、このように車止めを置いたのではと推測。ちなみに上り本線(5番線)・下り本線(7番線)での折り返しはポイントが設置されていないのでしない模様。
すでにダイヤ改正後に黒磯~新白河で使用する車両は発表されているが、合わせてこの区間の運転本数も現在より削減される事が発表されている。今のところ黒磯での系統分離は秋以降も変わらないものの、宇都宮~黒磯間の本数が年々少なくなっているところを見ると黒磯での乗り換えがなくなり宇都宮~新白河を直通する列車が設定されるのではと推測。また現在は那須塩原が北限となっているATOS導入区間も、黒磯での列車の入換がほとんどなくなる→自動制御可能 から黒磯まで延長されるのではとも推測(支社をまたぐことから黒磯がおそらく北限)。今秋は黒磯界隈が注目を浴びそうである。