今度のダイヤ改正で注目された黒磯駅の電気設備簡素化工事は、2年前から本格的に始まっていた。
期間中、毎週月曜の黒磯駅上り始発電車は、黒磯~那須塩原駅間区間運休、代行バスによる運行としていた。工事も終わりが見えてきたのと、月曜が祝日にあたる日も実施されるとの事で、夜中車を走らせ、深夜の黒磯駅へ。
駅南側の踏切から。
黒磯駅の跨線橋から駅構内を偵察。
時刻は深夜1時半。工事と言うことは駅構内は停電状態と予想していたが、なんと普通に貨物列車が走っていた。貨物列車が走ると言うことは信号設備も止めてはいない。たまたま工事休みだったのだろうか...
続いて那須塩原駅へ。改札はシャッターで閉じられていたが駅構内に入ることはできた。
ホームを見るも、留置されている列車はなし。
那須塩原始発となる電車はどこに... そんな中、また1本貨物列車が下っていった。
偵察を終えて深夜2時前。代行バスの発車時刻まで時間があったので、近くの道の駅で仮眠。
朝4時半。再び黒磯駅へ。代行バス運転に関する案内は張り紙がしてある程度で、代行バスのバス停はなし。
そして発車10分前、バスが到着する。
代行バスに乗る乗客は数名。代行バスに乗ろうとも考えたが、先に那須塩原に向かい駅の様子を見る事に。
再び那須塩原駅。始発の上り列車は8番線から発車となる。
そして5時20分、始発の上り列車は宇都宮から回送となってやってきた。代行バスも時間通りに到着し、上り列車は定刻通り発車していった。
初めて夜中の黒磯駅を視察したが、代行バス運転開始から2年もたった事もあってか、工事の様子を見ることはできなかった。もしかしたら工事そのものも軽微なものしかやっていないのかもしれない。だた具体的な終了時期は告知されていないので、工事が終わっているのかは不明。今回の代行バスの様子を見に来た人も数名程度で、あまり注目されないままこの「恒例行事」は終わりそうである。