急遽中古のデスクPCを買うことにした。少し前の日記にある通りの金欠状況で、デスクトップPCはパーツ含めて売り払い、12年前に購入したノートPCしか手元にない。幸いにして、内蔵の2.5インチHDDを簡単に取り外しできるのでSSDに変えているものの、CPUは12年前のCore-i3なので当然ながらCPUがボトルネック状態。そんな中、SQLを勉強する必要があって今持っているPCではSQLをインストールできる環境にない(PCスペック的にも無理)。そういうことがあって、中古のデスクトップPCを買うことにした。
↓外観や仕様が大体近いもの
CPUは7世代のCore-i5と、Win11には対応できないPC。それでもノートPCに比べればまだよいほう。それに、本体だけであるがWin10ProのOS込みで2万円以内で買えてしまった。
さてここからである。今のスペックはこんなところ
・CPU Core-i5 7500 (3.4GHz)
・統合グラフィック(DisplayPort×2、D-sub×1)
・メモリ 8GB
・SSD 240GB
・HDD 500GB
学習用としてSQLのサーバーを入れるにしては物足りないので、ストレージ類含めて交換しようと考えた。ところが問題が。
OSのライセンスキーがないのである。DSP版やパッケージ版でついているあの英数字たち。それがない状態である。PC本体に貼ってないか見まわしたが、それもない。もし故障して再インストールする必要が出てきたらどうすればいいのか... あれこれ調べている中で、こんな文字が目についた。
「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタル ライセンスによってライセンス認証されています」
デジタルライセンス...とは... 調べてみたところ
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9%E8%AA%8D%E8%A8%BC%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%86-c39005d4-95ee-b91e-b399-2820fda32227
どうやらMicrosoftアカウントに紐づいていれば、ハードウェアとの紐づけを見ることでシリアルキーがいらないらしい。
確か、このPCを買って最初のうちに自身のMicrosoftアカウントと紐づけを行っているので、その際に必要な準備は済んでいるようである。
マザボなど大きくハード構成を変えなければいけるということなのだろうか。
ということで筐体を開けてみる。
挿入されているメモリモジュールは1枚だったりと、まさに法人用PCらしい構成である。そうは言いながら、m.2のスロットやm.2用SSDの固定用ねじ穴があったりと、意外にも拡張性がある。またHDDやSSDも取り外し・取り付けやすい構造。
そんな構造に助けられながら、まずは内蔵されていたHDDと2.5インチSSDを取り外し、m.2SSDを取り付ける。
まずはWIndowsをセットアップする上での最低限度のパーツだけ付けて、セットアップへ挑む。
USBのWIndows10インストールメディア(Microsoftのサイトからダウンロード)でセットアップ。普通にm.2のSSDは認識した。ファイルコピーが済んで再起動したあと、
画面に何も表示されなくなった。何がおこったのか... 他のモニターを接続して本体を再起動したら画面は表示されたが
解像度が合っていない... 使用しているモニターとはDisplayport→HDMI変換アダプターを介して表示させているが、それが邪魔をしているようである。繋ぎ変えたり繋ぐ順番を変えたりして、ようやくましになったところでセットアップを再開。
ディスプレイの無反応と何度も格闘しつつ、デスクトップまでこぎつけた。とりあえず設定画面を見てみると
無事に認識されていた。本当にライセンスキーなしで設定できてしまった。
一方の映像は、セットアップの段階で適切なグラフィックドライバーがインストールされなかったことで表示されない現象が出ていた。これはWIndowsUpdateを何回か繰り返すことでドライバーがインストールされ、症状は改善した。グラフィックドライバーが足を引っ張るとは予想していなかったので、変換アダプターを介さずに直接表示できるモニターがあったほうがよかったのかもしれない。
※本当はD-sub対応モニターはあったが、肝心のD-subケーブルが見当たらなかったので強行策でなんとかなった。