境界

架線が切れて大惨事。そんなもんでっせ、電車っつーのは

今朝の惨事の要因になったのは、エアセクションっていうヤツで、変電所からの電気を分けるもの。高速で走行する上では基本的に問題がないが、ここで停車してしまうと発車する際に架線が溶解してしまうため、エアセクション付近では注意を促す(具体的には、エアセクション付近に信号機がある場合、赤信号で停車せざるを得ない場合にセクション内て停車しないよう位置を指定する看板が付けてある)看板がある。何回か(実際何十回だが)この看板は目にしたことがあり、その設置の意味も知っていたが、まさか本当に切れるとは思わなかった。
そのエアセクションを無くせばいいかと思うと、それも困難っぽい。複数の変電所からの電気が混合して正しく送電できないし、まずエアセクション方式はJRのみならず、多くの私鉄でも使われている。指導による方法しか対策はないのかもしれないが。
でもやっぱり汚点なのは、5時間全線抑止。見合わせ区間を細かく区切って、せいぜい宮原・蓮田〜上野だけ見合わせすることが出来たら、トップニュースに出るくらいの参事にはならなかったかと思う(大宮駅構内も停電してしまったため、大宮駅で折り返させるのは無理だが、その近隣の折り返し設備がある駅で折り返し運転をさせることは可能。ただその駅が停電していなかったらの話)。去年の今頃、輸送障害低減対策をするって言ってたが、運行司令員の教育・配置が出来ていたのか疑問に思う。