日々馬鹿日記2005 Ver.1.01b

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空境界危機一髪

エアセクションで惨事になりかけたらしい。
http://www.asahi.com/national/update/0719/TKY200707180680.html?ref=rss (asahi.comより)
今回の事故現場は中央線 神田〜御茶ノ水。緊急停止で運悪くエアセクションに入ってしまった。が、今回は運良くさっさと運転再開した。
前の大宮のようにエアセクションで架線が切れるというのは、セクション内で停止しさらに発車すると電気的な理由で花火が散って切れるという。一方、今回は加速させずに一旦パンタグラフを降ろすことで10分程度で再開できた。
短時間で再開できたということは、エアセクション停止時の対処方法が周知されてきたということ? ただ指令に連絡してパンタを下げるのに時間がかかったとあるが、エアセクション停止の地点でまずパンタ下げをさせても問題ないように思うが。
あと気になるのが、どうやって電車を移動できたか。 複数の変電所の電気が紙一重で接するエアセクションでは、この状態では発車は不可というより厳禁(架線切れて数時間電車止まるので)。ということは、この部分を応急的に同じ変電所からの送電にして「エアセクション」としての機能を止め、発車できるようにした?(←運転再開時間から見て可能性は十分ある) ただこの手段では、そのまま通常運行にすると変電所の容量がオーバーし本数を減らせざるを得ない(数年前の田園都市線のケース)ので、この手はあくまでも応急的と考えられる。
まあ、今回は前回の教訓が生きていて、中央線も全線見合わせでなく新宿〜東京の見合わせにとどめるなど輸送障害を最低限にする動きが見られた。ただこの手法をどの路線でもできれば問題ないわけだが、そうでないケースが見られる(事故ったあとずーっと全線見合わせる例が見受けられる)ので、そのあたりも留意する必要がある。