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1年近く経ったので...
仙台周辺でデジタル無線の導入準備は進んでいる。まだデジタル無線に切替はしていないが、車両側は719系を除いて無線機の交換は終了。
阿武隈急行線の8100系でもデジタル無線の交換が進んでいる。
一方の719系は今年度中の廃車が決定したのでそのままと思われたが、一部編成でも交換が行われた。廃車前提で設置というのは、E721系投入が無線切替に間に合わないのか、それともどこかへ譲渡するつもりなのか...
今回はそんな話ではなく、まだアナログのままで動いている仙石線の無線。
同じアナログであるが、東北本線の無線と違い、電話のような無線。通常Aタイプ。今はデジタルとなった首都圏のJR線でも使っていたタイプ。
仙石線 | |
無線ch | A5ch |
ゾーン | あおば通~陸前高砂 88.5 中野栄~東塩釜 107.2 陸前浜田~石巻 131.8 |
ところで、区間運休していた時はどうやっていたかというと、ディーゼルカーにも代替の無線機を積んで運用していた。
ただ応急措置的な感じで、205系のような無線機交換はしないで対応していた。
また、東北本線と仙石線を直通するようになってからは、線路が変わる高城町駅周辺で無線機を切り替えている。連絡点に近づくと「無線切替」の看板も付いている。
高校出るまで住んでいた山形線は、新幹線も通るということもあって結構特殊仕様。通学中は分からなかったが、改めて特殊であることが分かった。
アナログであることには変わりないのだが、無線と言うよりはかなり電話らしい構造。
山形線 | |
無線ch | A6・A7ch |
ゾーン | 北山形~袖崎 88.5 大石田~新庄 107.2 |
同じ路線でチャンネルを2つも使用するという豪華?仕様だったり、列車を呼ぶと電話の着信音が鳴るという仕様。他の無線(私鉄など)ではそういう仕様のものはあまりないので、山形線の無線の特殊性に驚く。ちなみにこちらもデジタル化の話はまだ聞こえてこない。
ところで、首都圏のデジタル無線では運転通告(徐行・到着番線変更の指示)や現在地の情報を提供していたが、こちらでは一部をタブレット端末(iPad?)で行うことがある模様。確かにタブレットでの処理なら専用のモニターを列車に付けなくともよくなり、導入コストも抑えられる。701系でモニターがないのはそういう事か。