冬の東北中部一周
残っていた振休を金曜に入れて一人三連休の初日。かみさんが夜飲み会である事を利用し、数年ぶりに青春18きっぷで一周。
朝ラッシュが終わった頃に仙台を出発するが、小牛田行きの前に仙石東北ラインがあった。塩竃でもちょっと時間つぶし。
鹿島台手前で踏切支障に遭うも、無事に乗り継いで一ノ関を通過し、北上に初上陸。まだ平日という事もあってか旅行客はほとんどなし。2両ワンマンの車両は学生で混んだくらい。
北上から初めての北上線で雪山へ
1時間かけて北上線初走破。このまま山形へ向かい戻っていく。
雪の新庄に到着。
普通列車の1本前につばさがあるが、どっちに乗っても仙山線の乗換列車は同じ。とはいえ、学生の頃に走っていた車両はもうない(400系だけでなく、新庄延伸時に投入された車両も無くなってしまった)。色も変わってしまった。
少し新しくなった車両で実家のさくらんぼ東根へ。
東根も田舎町でなくなってしまった。巨大な図書館ができれば、中高一貫校ができた、県内で発展している数少ない都市。
山形から仙山線に乗り換えゴール。
EPSONプリンタとWindowsUpdate
(追記 11/23)
Microsoftから対策アップデートが公表されています。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4055038/november-21-2017-kb4055038
(以下、執筆直後の記事)
ブログでパソコンの話とかしてなかったので
会社(部署内)で使っていたEPSONのドットプリンタが木曜から使えなくなった。具体的には、本体の電源が入っていて「印刷可」で、ドライバも入っていて印刷プレビューも出るのに、パソコン上で印刷を押しても印刷が開始されない。コントロールパネルを見てもオフラインにはなっていない。
うちの部署内では50台近くのパソコンで使っているのだが、ほとんどのパソコンで印刷できなくなった。ほとんど、ということは印刷できるパソコンもある。ただ、その前の日にWIndowsUpdateがあり、自動でアップデートが導入されるパソコンもあれば、各自が手動で入れないといけないパソコンもある(一応全員には自動で導入される様にしてあるのだが...)。
半信半疑で、印刷できる人とできてない人のWindowsUpdateの導入状況を見ると、確かに印刷できない人はある特定のパッチが適用前の状態だった。そして印刷できないパソコンに適用されたパッチを消して本体を再起動し、もう一度印刷を試した結果、印刷できるようになってしまった。
ここで午前中は終了。問題はこの50台近くあるパソコンをどうやって簡単に対処させるか。一台一台見て回ってパッチの消去は手間がかかるというか、この処理で一日が終わる。コマンドラインでパッチを消す方法を探し、バッチファイルにして各自導入してもらうことに(しかしこれでは不十分である事に気づかなかった)。
夕方になって、エプソンなどでもこの問題を把握したようで、応急措置的に案内。
http://faq.epson.jp/faq/01/app/servlet/nosearch?QID=036683
他の所でも障害発生の報告が
http://xsa.jp/blog/page_133.html
http://www.ilii.jp/faq/all/print/90019.html
翌日(金曜日)、木曜に比べて印刷できないトラブルは大幅に減ったものの、それでも少数ながら印刷できない人はいる。原因は、
・問題となるパッチを消したはいいものの、削除して再起動→重要なパッチとして自動導入 になり、再起動したらまた適用されて再発
・少数ながらいるWindows10はバッチ処理での削除ができなかった
Windows10は削除方法が違うが、使用PC自体が少ないので後回し。Windows7についてはアップデートが導入されないよう手動でやってもらう方法を配信するも、木曜にやる予定だった仕事をやったのでそこまで手が回らず。
そして土曜。本来なら一部を除いて休みなわけだが、たまたま今回の土曜は一部の出勤日だったので、全員のパソコンを起動して1台1台確認して回る。午前中は印刷できることも確認する余裕があったものの、午後はパッチが入ってないか確認、入ってたら消す程度の事しかできず。とりあえず全PCは見て回った。
※Windows7の場合
まずバッチファイルを実行
@echo off
wusa.exe /uninstall /KB:4048957 /quiet /norestart
wusa.exe /uninstall /KB:4048960 /quiet /norestart
(うちの環境では上記のパッチが削除対象)これで問題のアップデートは消去される。当初はここで再起動をするようにしていたが、再起動すると場合によってはまたアップデートが入ってしまうので、再起動する前にWindowsUpdateを起動し、
1. 「更新プログラムの確認」を行う。
2. 数分後、今さっき削除したアップデートが「重要な更新プログラムが利用できます」と表示されるので、その文字(「更新プログラムをインストール」ではない)をクリック
3. インストールする更新プログラムを選択します と表示されるので、さっき削除したアップデートに対して右クリック→「更新プログラムの非表示」
4. これで問題となるアップデートは一時的に導入されなくなるので、本体再起動。アップデートを削除するために再起動には時間がかかるものの、これでひとまず様子見。改善してなければやりなおすか、バッチファイルではなく手動で削除を。
ということで、まずはパッチの修正をお願いしたい。
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_10-hardware/11月14日/d0890b78-8549-4cf0-b81d-e124f1fbeaf4
真夜中の黒磯駅
今度のダイヤ改正で注目された黒磯駅の電気設備簡素化工事は、2年前から本格的に始まっていた。
期間中、毎週月曜の黒磯駅上り始発電車は、黒磯~那須塩原駅間区間運休、代行バスによる運行としていた。工事も終わりが見えてきたのと、月曜が祝日にあたる日も実施されるとの事で、夜中車を走らせ、深夜の黒磯駅へ。
駅南側の踏切から。
黒磯駅の跨線橋から駅構内を偵察。
時刻は深夜1時半。工事と言うことは駅構内は停電状態と予想していたが、なんと普通に貨物列車が走っていた。貨物列車が走ると言うことは信号設備も止めてはいない。たまたま工事休みだったのだろうか...
続いて那須塩原駅へ。改札はシャッターで閉じられていたが駅構内に入ることはできた。
ホームを見るも、留置されている列車はなし。
那須塩原始発となる電車はどこに... そんな中、また1本貨物列車が下っていった。
偵察を終えて深夜2時前。代行バスの発車時刻まで時間があったので、近くの道の駅で仮眠。
朝4時半。再び黒磯駅へ。代行バス運転に関する案内は張り紙がしてある程度で、代行バスのバス停はなし。
そして発車10分前、バスが到着する。
代行バスに乗る乗客は数名。代行バスに乗ろうとも考えたが、先に那須塩原に向かい駅の様子を見る事に。
再び那須塩原駅。始発の上り列車は8番線から発車となる。
そして5時20分、始発の上り列車は宇都宮から回送となってやってきた。代行バスも時間通りに到着し、上り列車は定刻通り発車していった。
初めて夜中の黒磯駅を視察したが、代行バス運転開始から2年もたった事もあってか、工事の様子を見ることはできなかった。もしかしたら工事そのものも軽微なものしかやっていないのかもしれない。だた具体的な終了時期は告知されていないので、工事が終わっているのかは不明。今回の代行バスの様子を見に来た人も数名程度で、あまり注目されないままこの「恒例行事」は終わりそうである。
北のデジタル無線4
山形線の車両にもデジタル列車無線機器が付いているとの情報があったので視察。
719系5000番台の車両に付いていた。
0番台と同様、乗務員室に機器が付いていたが、違うのは受話器関係。元々山形線はA型の列車無線を使用しているという事もあってか、ちょっと機器が違っている。
0番台の場合、従来付いていた無線機をそのまま交換する形だったのが、5000番台は従来の無線機はそのままで、新しい受話器と簡易モニタ装置が追加されている。元々ATS-Pが導入されている路線なので列車番号を設定する装置が置かれていたが、それを撤去し新しい無線の受話器を設置。列車番号は新設した簡易モニタ装置で行うことに。
網棚にも機器が置かれている。
719系や701系は受話器のみを変えたのに対し、719系5000番台は首都圏の205系と同様の簡易モニタ装置が付いた。東北本線での導入結果を踏まえ、運転通告作業が簡略化できるよう簡易モニタ装置を付けたという事だろうか。ちなみにATOS導入路線でなくともモニタ上での運転通告の電送化は可能(すでに水戸支社管内の常磐線でも運用実績あり)。
山形線でアナログ列車無線が聞けるのも、1~2年程度になりそうである。
静かなる黒磯駅
少し前まで黒磯駅では貨物列車を牽引する機関車の入換が頻繁に行われていた。しかし、現在進められている黒磯駅の電気設備改良工事の進捗と、北海道新幹線開業に伴う機関車の運用変更により、去年春のダイヤ改正で長年続いていた機関車の入換は終了。
...という事実をつい最近知ってしまった。本当に知らなかった。
さらには今秋のダイヤ改正で黒磯駅に交流電車が入らなくなってしまう。早めに見納めに来てしまった。...今で言う葬式鉄であるが。
郡山駅で見る黒磯行き
郡山で乗り換えるたび見ていた黒磯行きはここでは見られなくなりそうである。
701系 黒磯行き
701系 黒磯行きワンマン
E721系 黒磯行き
時折大雨が降る中無事に黒磯駅へ
黒磯駅。着く頃には雨は小康状態に。
駅の南側と北側の機関車待機跡地。レールしか残っていない。
郡山行き・福島行きの表示ももうすぐ見納め。
2・3番線の北側。雑草が少し生えている。
変電設備。横には新しい設備がある。
新白河へ戻る。新たなる乗換駅となる場所。
中線(6番線)がしばらく使えない状態になっていたが、この工事をしていたため。
ホーム中央に車止めを置き、双方から中線に入り折り返しができるようになる。えちごトキめき鉄道のように誘導信号を使う方法はしないようである。貨物列車が多い路線ではあるが、すぐ隣の白河駅にも貨物列車用の待避線が使用できる事から、このように車止めを置いたのではと推測。ちなみに上り本線(5番線)・下り本線(7番線)での折り返しはポイントが設置されていないのでしない模様。
すでにダイヤ改正後に黒磯~新白河で使用する車両は発表されているが、合わせてこの区間の運転本数も現在より削減される事が発表されている。今のところ黒磯での系統分離は秋以降も変わらないものの、宇都宮~黒磯間の本数が年々少なくなっているところを見ると黒磯での乗り換えがなくなり宇都宮~新白河を直通する列車が設定されるのではと推測。また現在は那須塩原が北限となっているATOS導入区間も、黒磯での列車の入換がほとんどなくなる→自動制御可能 から黒磯まで延長されるのではとも推測(支社をまたぐことから黒磯がおそらく北限)。今秋は黒磯界隈が注目を浴びそうである。
南東北の無線
先月は連休中ちょっと出かけたが、写真はほとんど撮らなかった。
最近無線の話しかしていないので、独断による無線の話を。
事の始まりは約8年前。首都圏ではJRの在来線でデジタル無線の導入が始まった頃。どんなものだろう、無線機はいくら位するのだろうと秋葉原駅横の商店街を歩いてたら、それほど高くない携帯型の無線機が売ってあった。
店員さんが聞いてきたので鉄道無線聞きたいと言ったらこの機種を進められたので即購入。
e3uematsu.hatenadiary.jp
これが全ての始まりだった。
関東ではJR線はほとんどデジタル化する中、地方はまだ移管途中。しかしそれも数年のうちに関東と同じようになってしまう。
しかしながら、自分が住んでいたところ、自宅で聞けるところは特殊仕様である事に気づく
日中は最低上下2往復以上の本数が全線にわたって設定されている、東北の中で一番運行本数の多い路線。それもあってか無線はアナログCタイプではなくアナログAタイプ。
無線ゾーンは3分割され、①あおば通~陸前高砂、②中野栄~東塩釜、③陸前浜田~石巻 で運用。
バス代行運転中、石巻側は205系ではなくキハ110系で運転していたが、地上の無線設備は復旧させ、車両に対応した過半型無線機を持たせて対応していた。無線機取り替え工事まではしなかった。
ちなみに仙石東北ラインの列車は東北本線との連絡線上で一旦停車するが、その際に無線切替をしている。
- 山形線 山形~新庄 A6・A7ch
自分が高校通学時に使用していた路線。一番特殊な仕様かもしれない。山形新幹線の新庄延伸に伴い、山形以南と同様の無線に変更。
東北新幹線と同程度の機能を持たせつつ、既存の在来線無線と組み合わせた無線。いわゆるアナログ列車無線ではあるものの、列車~指令の呼出方法がほかのアナログ列車無線と異なっている。
列車側では無線・ATSの設定機があり、列車番号を設定しておく。指令ではその列車番号をダイヤルすることで、通話したい列車をピンポイントで呼び出すことができる。
呼び出された列車は受話器から着信音が鳴り、受話器を取ると電話のように通話できる。一方呼んでない列車には何も聞こえないので、間違って受信してしまう恐れもない。(従来の方式は機械的ではなく音声で呼び出すため、聞き間違えて取ってしまう可能性もあった)
また、指令を呼び出す際も、受話器を取すと指令を呼び出している列車の列車番号が指令に伝わり、どの列車が呼んでいるか機械的に分かる。どの列車か聞き返す必要がない。
無線ゾーンは2分割で、北山形~袖崎、大石田~新庄となっている。山形駅停車中はA無線は使わずに構内無線(アナログCでもない)でやりとりしている。
山形以南はA6chだけで運用していたようで、山形以北に延伸する際、延伸区間だけA6とA7の両方を使用するようになった。といってもどっちを使用するのか車両側で設定することはないらしい。実際に列車を呼ぶ際、A6・A7chの両方で列車を呼ぶ信号を出していて、反応があるchは通話になり、もう片方は終話(空線信号)となる。このあたりはどういう仕組みにしているのか謎である。
電車に乗るときは運転台の後ろにいる事が多いが、運転士が無線機で通話する様子は時々目にしている。しかし自分が住んでいたところの無線が相当特殊だという事は無線を聞くようになってから気づいてしまった。よくアナログ無線でここまでできるもんだなぁと妙に感心してしまった。