日々馬鹿日記2005 Ver.1.01b

2014/9/20に はてなダイヤリー から移行しました。1.01a→http://d.hatena.ne.jp/e3uematsu/

立入禁止だった場所から2

前回は浪江で折り返した、被災した常磐線巡り。今回は浪江からいわきまでを探訪。

立ち入り禁止区域のため撮影できず。
しかし、並行する国道から見ると工事車両が線路上に止っているのが見えた。復旧工事中は進んでいる模様。

  • 富岡駅

f:id:e3uematsu:20160709115642j:plain
震災後初めての富岡駅であるが、津波を直撃したということあってか姿はなく、周辺は工事中だった。

これまで車で浜通りを縦断することはあったが、国道6号での縦断は初めて(夜ノ森駅近くから常磐富岡インターに入っていった)。

楢葉町。ここから復旧済み区間。いわきから来る電車はここが北端。電車本数はそれなりにあるが、代行バスは1日2本。
ホームは1箇所だけ使用していた。
f:id:e3uematsu:20160709121239j:plainf:id:e3uematsu:20160709121527j:plain
海は近いが高台に駅がある。

無人駅。ここから1区間だけ複線区間
f:id:e3uematsu:20160709122404j:plainf:id:e3uematsu:20160709122602j:plain

いわきからの電車の半分近くがここで折り返し。駅を撮っていたらE531系がやってきた。
f:id:e3uematsu:20160709123939j:plainf:id:e3uematsu:20160709124904j:plainf:id:e3uematsu:20160709124630j:plain
長らく走っていた415系も営業運転から外れ、E531系が広野まで足を運ぶようになるとは。ちなみに全て5両編成。

いわき市内最北の駅。無人駅だが、周辺住民による手入れが行き届いていた。
f:id:e3uematsu:20160709125819j:plainf:id:e3uematsu:20160709130119j:plain

ここも漁港が近い割には、津波の痕跡は見当たらず。
f:id:e3uematsu:20160709130955j:plain

同じく漁港が近い駅。
f:id:e3uematsu:20160709132821j:plain
国道はすぐ海沿いを走る。久ノ浜と四倉の境ではいまも護岸の復旧工事が行われていた。

すこし内陸に入った駅。駅構内に留置線を設けている駅。営業運転を終えた415系が奥に止っていた。
f:id:e3uematsu:20160709134322j:plainf:id:e3uematsu:20160709134909j:plain

今回の終着点、いわき駅。だいぶ昔に仙台から高速バスで来て、ここから電車で帰った記憶がある。
f:id:e3uematsu:20160709140947j:plainf:id:e3uematsu:20160709141402j:plain

今回初めて原発から南側の様子を見に行ったが、津波で駅が消えたのは富岡駅だけで、それ以外は見る限りでは津波の被害は受けなかった模様。また、当初避難指示が出されていた楢葉・広野町には人の姿が見られ、こちらも少しずつ復興が進んでいるように見えた。

立入禁止だった場所から

約4年前、警戒区域の境界から宮城に戻りながら常磐線の営業休止になっている駅を見に行った。
e3uematsu.hatenadiary.jp

あれから時が経ち、警戒区域は避難指示解除準備区域になり、被災してそのままになっていた常磐線は運転再開の準備が進んでいた。その様子を見に行った。

常陸太田駅
来週、避難指示か解除されるのに伴い常磐線 原ノ町駅~小高駅も運転を再開する。その中間駅
f:id:e3uematsu:20160705152217j:plain
f:id:e3uematsu:20160705152237j:plain
工事車両が止っていたので中に入ることは出来なかったが、近くの踏切はいつでも動ける状態になっていた。

(2012年)
f:id:e3uematsu:20121126110956j:plain
f:id:e3uematsu:20121126110902j:plain


・小高駅
駅の屋根に掛かっていたビニールシートはすでにない。
f:id:e3uematsu:20160705154108j:plain
f:id:e3uematsu:20160705154151j:plain

駅構内に張っていた草はもうない。折り返し運転のための仮説のホームが付いていた。
f:id:e3uematsu:20160705153735j:plain
f:id:e3uematsu:20160705153801j:plain

駅前は綺麗。既に帰還している住民が手入れしているのかもしれない。
f:id:e3uematsu:20160705154116j:plain
f:id:e3uematsu:20160705155137j:plain
f:id:e3uematsu:20160705155151j:plain

(2012年)
f:id:e3uematsu:20121126104845j:plain
f:id:e3uematsu:20121126104930j:plain
f:id:e3uematsu:20121126105528j:plain


・小高~桃内駅
駅の南にある信号機。ここも草で覆われていたが、既に整理されており、信号機には×(使用停止の標識)が掛けられていた。
f:id:e3uematsu:20160705155503j:plain
f:id:e3uematsu:20160705155307j:plain

線路上に工事用車両が止っていた。
f:id:e3uematsu:20160705160115j:plain

(2012年)
f:id:e3uematsu:20121126104310j:plain
f:id:e3uematsu:20121126104332j:plain
f:id:e3uematsu:20121126104344j:plain

桃内駅
駅構内は工事中だったので中に入れず。
f:id:e3uematsu:20160705160317j:plain
f:id:e3uematsu:20160705160319j:plain

(2012年)
f:id:e3uematsu:20121126102917j:plain
f:id:e3uematsu:20121126103106j:plain

前回は桃内から北の区間だったが、今回は桃内から浪江までの間も見てみる。常磐自動車道が浪江ICまで開通した時は浪江町は素通りで、街の中に入るには「検問」を通らなければならなかったのだが、今回やってきたら検問はなくなっていて事実上自由に出入りできるようになった。今年4月から避難指示解除準備区域と居住制限区域についてゲートを撤去したようである。震災後初めての浪江町中心部である。
f:id:e3uematsu:20160705160910j:plain
桃内~浪江間も復旧工事中
f:id:e3uematsu:20160705161626j:plain
浪江町中心部への入口。以前はここに「検問」があった。

f:id:e3uematsu:20160705162138j:plain
浪江駅
f:id:e3uematsu:20160705162014j:plain
浪江駅前
f:id:e3uematsu:20160705162053j:plain
大きく被災した建物
中心部はいまだ震災当時のままで、被災した建物が目立った。地震によるものなのか、風化によるものなのか分からないものもあった。

f:id:e3uematsu:20160705163340j:plain
双葉町との境界
f:id:e3uematsu:20160705163604j:plain
境界に近い踏切
f:id:e3uematsu:20160705163624j:plain
境界から南を眺める
双葉町への入口は閉鎖されている。帰還に向けた作業が進む浪江町と異なり、双葉町は町北部の沿岸地区だけが避難指示解除準備区域で、町の中心部を含めたほとんどは未だ帰還困難区域になっている。

今回初めて浪江町の中心部まで入れたが、双葉町大熊町はほとんどが帰還困難区域でいまだ中心部には入れず。その先の富岡町も北部の夜ノ森駅周辺は入れないようである。ただ浪江のように、時間はかかっても自由に出入りできる日はいつかくると思いながら引き返した。

長期終了

3週間にわたる長期出張も今日で終了。
f:id:e3uematsu:20160617213816j:plainf:id:e3uematsu:20160617214707j:plain
今回は大阪から寝台列車で戻る。
f:id:e3uematsu:20160618000902j:plainf:id:e3uematsu:20160618002018j:plainf:id:e3uematsu:20160618003427j:plainf:id:e3uematsu:20160618004222j:plain
東京で専門誌を買うまで時間があったのですこしうろうろしてたらE235系がやってきた。
f:id:e3uematsu:20160618091022j:plainf:id:e3uematsu:20160618120958j:plain
それ以外は特に寄る所なく仙台へ戻った。

乗車記録

阪急今津線 72 小林 10:12 西宮北口 10:20 阪急7000系 7103
阪急神戸本線 特急 123
阪急神戸高速線 特急 1005
西宮北口 10:33 新開地 10:54 阪急7000系 7102
阪神神戸高速線 普通 922 新開地 11:12 神戸三宮 11:19 山陽3200系 3208
阪神本線阪神なんば線 快速急行 1122
近鉄奈良線 快速急行 4223
神戸三宮 11:38 近鉄奈良 12:59 阪神1000系 1213
近鉄奈良線 急行 1320 近鉄奈良 13:14 大和西大寺 13:19 近鉄8000系 8106
近鉄京都線 急行 1362 大和西大寺 14:02 新田辺 14:20
近鉄京都線 急行 1420 新田辺 14:41 京都 15:03 近鉄 1263
阪急京都本線 特急 16011 河原町 16:00 梅田 16:43 阪急9000系 9310
阪急宝塚本線 急行 1701 梅田 17:00 宝塚 17:34 阪急8000系 8104
阪急今津線 162 宝塚 17:36 逆瀬川 17:40 阪急5000系 5113